結局どのシャンプーがいいの?
こんにちは
増毛サロンLOOKの高橋です♪
皆さま、いつもご来店いただきありがとうございます。
毎日暑くて、少し外にいるだけでも汗ダラダラ、この時期はシャンプーをするとさっぱりして気持ちいいですよね。
ですが、そのいつものシャンプーが、薄毛の原因の一つになっていたり、頭皮をいためてしまっているかもしれません。
当店のお客様には、洗浄力の強いシャンプーによる洗いすぎに注意してくださいという話をさせていただくのですが、
「結局どのシャンプーがいいの?」というご質問をよくいただくので、
今日はシャンプーについて詳しく書いてみようと思います。
シャンプーの洗浄成分は界面活性剤(台所用洗剤、洗濯洗剤も同じです)というもので、
界面活性剤の成分は以下の3種類に分けられます。
【アミノ酸系】・【高級アルコール系】・【石けん系】
アミノ酸系は、頭皮に優しく髪と同じ弱酸性なので、刺激が少ないことが特徴です。
適度な洗浄力で保湿力も高く、髪と地肌の潤いを守りながら洗えます。
カラーの色持ち、パーマの持ちもいいので、美容室でもアミノ酸系シャンプーがよく使われています。
天然由来のものは価格が高めです。
例:ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロビルベタイン
商品例:&Prism、mixim POTION、ミノン、ちふれのアミノ酸シャンプー、ラサーナ、ジュレーム、HIMAWARI
高級アルコール系
泡立ちが良く、洗浄力が強く、頭皮への刺激も強い。
市販の「安い、泡立ちが良い、スタリング剤がよくとれる、使用感も良い」シャンプーはほとんどこれです。
洗いすぎによる髪のパサつきやきしみ、乾燥を抑えるため、シリコンや保湿成分が配合されているものが多いです。
例:ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸アンモニウム、スルホン酸Na、ラウレス-○カルボン酸Na(ラウレス-○酢酸Na)※○には数字が入ります。
商品例:LUX、h&s、TSUBAKI、パンテーン、メリット、オクト、クリアフォーメン、ダヴ、ノブ、エッセンシャル、ロレアル
石けん系
アルカリ性なので、洗浄力は強め。人体への安全性が高いですが、少しギシギシします。
泡立ちはよく、すすぎやすい洗浄成分ですっきり洗えます。
使用後は酸性のリンスやトリートメントで中和させないと、石けんカスが残りやすく、髪がゴワゴワになることも。
例:石ケン素地、ラウリン酸カリウム、脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム
商品例:無添加せっけんシャンプー、パックスナチュロン、ミヨシ石鹸、arau.
結論
どの種類のシャンプーもそれぞれ合う合わないがありますので一概にはいえませんが、
当店のお客様は、頭皮が敏感だったり、乾燥していたり、髪のダメージが気になっている方がほとんどですので、
洗浄成分がマイルドで、髪の毛に潤いやハリ・コシが出ることも期待される【アミノ酸系】シャンプーをおすすめしています。
ですが、今使っているシャンプーはアミノ酸系じゃないけど、特に問題もないのでそのまま使いたいとか、
成分がいっぱい書いてあって何系かよく分からないということもあるかと思います。
その場合は、【薄めて使えば何でもいい】がズボラな私の答えです。
結局のところ、使っているシャンプーでかゆみが出ていたり、抜け毛が増えた気がするとか、何か合わない気がする
という場合に使い続けなければOKです。
ただ、ほとんどのシャンプーの洗浄力が強すぎるので、自分に合っていると思ったシャンプーを薄めて使うことをおすすめします。
薄める量や割合は適当です。【少し少なめ】を心がけていただければ大丈夫です。
おまけの話:シリコンは悪なのか?
「シリコンは頭皮に悪影響がある」「シリコンは毛穴に詰まる」というのが昨今よく言われていて、
【シリコン=悪】というイメージがあると思います。
シリコンは合成樹脂からできた成分で、髪をコーティングするもので、実際には髪の摩擦を防いで指通りをよくしたり、
ドライヤーの熱や、紫外線から髪を守ってくれるメリットもあります。
また、しっかり洗い流せば、頭皮への影響もないようです。
一方で、ヘアカラーが入りにくかったり、パーマもかかりにくいというデメリットがありますし、添加物ですので
アレルギー体質の方などは避けた方がいいでしょう。
例:ジメチコン、シクロメチコン、フェニルトリメチコン、アモジメチコン、シクロペンタロキサン
★当店ではシリコンのコーティングで、増毛エクステがするするすべって少々とれやすくなる為、おすすめはしていません。
が、絶対使わないでという訳でもありませんし、必ずエクステがとれてしまうというものでもありません。
またまたおまけの話:「ボタニカル」・「オーガニック」は安全?
ここ数年では「ボタニカル」「オーガニック」というキーワードもよく聞きますよね。
まず、ボタニカルとは「植物」「植物から作られた」という意味です。
オーガニックとは「化学農薬を使用していない」という意味で、
どちらも植物由来で安全で良いものというイメージがありますが、
その定義は全く定められていない為、あながち安全とも限りません。
実は成分表示は、企業側が勝手に表示でき、それを役所で確認されることもないので、全く信用できないともいえます。
例えば、100%植物由来成分でつくったシャンプーでも、たっぷりシリコーンも配合して1%しか植物由来成分を入れていないシャンプーでも、どちらも「ボタニカルシャンプー」と言えてしまえるということです。
ちなみに私は以前「ジョンマスターオーガニックシャンプー」という商品を使用していたことがありました。
配合している成分の原料は全て無農薬で栽培・100%天然由来成分とうたっている商品でした。
ですが、使用してすぐに頭皮のかゆみ、湿疹、フケがひどくておかしいなと思っていたところ、
成分表記偽装が明らかになりました。
実は高級アルコール系合成原料の刺激の強い洗浄成分やら、シリコンやらが入っていたり、本来含まれていない天然成分が表記されていたりと、かなり嘘だらけだったことが発覚したのです。
成分表示を確認する機関はないので、ばれていないだけで、この商品に限ったことではないだろうと私は思っています。
結局、使ってみて合わなければ、オーガニックでもボタニカルでも、アミノ酸系でも使用はやめた方がいいということです。
元システムエンジニア
20代から薄毛に悩み、育毛マニアになるべくしてなる。
育毛人生のゴールで増毛エクステに出会う。
自分と同じように薄毛に悩む人を笑顔にするべく40代で増毛師に転身
2023年5月 栃木県足利市に 増毛サロンLOOK plus hair をOPEN